- 顔料
- 顔料は水や溶剤に溶けない、着色または無色の、無機化合物または有機化合物の粉末です。
顔料は、塗膜に色彩を付与することが主な目的の着色顔料と、塗装作業性改善や物理的強度をあげることが目的の体質顔料、そして塗膜に防錆、防カビ、抗菌、帯電防止などの機能を付与することを目的とする特殊機能顔料に大別されます。 - 樹脂
- 樹脂とは、塗膜主要素です。塗膜が固まる元になる成分で、この樹脂の特徴が耐候性や柔軟性、耐水性などの塗膜性能を決定づけます。
塗料に用いる樹脂のほとんどが石油を原料とした合成樹脂で、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などはこの樹脂名のことです。 樹脂の分類としては、ロジンやセラックなどの天然樹脂と、アルキド樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などの合成樹脂に大別されます。 - 溶剤
- 溶剤とは、樹脂類の溶解(希釈)に使用されるもので、これ自体は蒸発して塗膜とはなりません。
塗料を適正な粘度に調整したり、塗面の仕上がり性をよくするために使用します。水を使用したものが水性塗料、シンナーを使用したものが溶剤系塗料です 溶剤は樹脂が変われば 溶剤の種類等が変わります。 (化学物質管理センター 構成成分書より一部抜粋)
- 添加剤
- 添加剤は、塗膜副要素ともいわれ、塗料の性能を向上させる補助薬品で、塗装の目的とする機能や用途に応じて必要少量添加されます。
塗料の製造工程中に必要なもの、貯蔵中や塗装作業中、または造膜中に必要なものと種類は様々です。添加剤は、極めて少量(多くても5%以内)しか含まれておらず、塗膜形成後、その効果は徐々に消滅してしまいます 塗料は最終的に塗膜となって目的を果たすために、添加剤が使用されます。
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