ツイート 外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?単価や適正価格を知ろう!目次1 外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?単価や適正価格を知ろう!1.1 外壁塗装の坪数ごとの費用相場1.2 外壁塗装の費用相場は塗料の種類でも変わる1.3 外壁塗装費用を相場より安く抑えるコツ&注意点1.4 外壁塗装のお支払いについて 一般的な30坪の戸建て住宅の場合、外壁塗装の費用相場は60〜100万円ほどです。家の大きさや塗料の種類などが変わると、価格は大きく変動します。 値段が高すぎる場合と安すぎる場合、どちらであっても悪質業者の可能性があるため、注意が必要です。適正価格の信頼できる塗装業者に依頼するためには、塗装工事の費用相場を把握しておきたいところです。 今回は「家の坪数ごとの費用相場」や「主な塗料の種類別の施工価格相場」の他「塗装費用をできるだけ安くする方法」や「注意点」について、ご紹介いたします。 外壁塗装の坪数ごとの費用相場 まずは、坪数ごとの費用相場を見ていきましょう。下記はあくまでも目安金額ですので、様々な条件によって価格は変わってきます。 坪数(延坪) 塗装面積 費用相場 10坪 40㎡ 約20~40万円 20坪 79㎡ 約40~70万円 30坪 119㎡ 約60~100万円 40坪 158㎡ 約80~130万円 50坪 198㎡ 約100~160万円 60坪 238㎡ 約120~200万円 70坪 277㎡ 約140~230万円 100坪 396㎡ 約200~320万円 ※ここでの「坪数」は、1階+2階+3階……と建物の各階の床面積をすべて足した延坪になりますす。 塗装面積によって相場が決まる 外壁塗装の価格を左右するのが塗装面積。全体の外壁面積を出して、窓など塗装しない部分の面積を引いたものです。 正確に計測するのは大変なので、今回は簡易的に塗装面積を計算する方法を使いましょう。 延床面積に係数1.2をかけると、おおよその面積が分かります。 (係数の目安は1.1〜1.7くらいと幅がありますが、1.2が最も一般的な数字とされています)。 計算式 塗装面積(㎡) = 延床面積(㎡) × 係数1.2 ※1坪=3.3㎡ですので、延床面積(㎡)=坪数×3.3㎡ (例) 2階建て(1階15坪+2階15坪)、1坪=3.3㎡で計算した場合 ・延床面積:30坪×3.3=約99㎡ ・塗装面積:99㎡×1.2=118.8㎡ 坪数ごとの延床面積や塗装面積の概算は、以下の表を参考にしてください。 坪数(延坪) 延床面積 塗装面積 20坪 66㎡ 73〜112㎡ 30坪 99㎡ 109〜168㎡ 40坪 132㎡ 145〜224㎡ 50坪 165㎡ 182〜281㎡ 60坪 198㎡ 218〜337㎡ 70坪 231㎡ 254〜393㎡ 100坪 330㎡ 363〜561㎡ ※1坪=3.3㎡で計算 ※係数を1.1〜1.7の範囲で計算 ※小数点以下を四捨五入 外壁に加えて屋根も塗装する場合の費用相場 外壁塗装と屋根塗装を合わせた費用相場は、80〜140万円前後です。例えば30坪の建物であれば、80〜125万円くらいを見込んでおきましょう。 坪数や屋根の大きさ・形状によっても変動しますが、外壁塗装の費用に屋根の塗装代30〜40万円がプラスされると考えておくとよいでしょう。 外壁や屋根の工事では、足場を組む費用が坪数によって8〜30万円ほどかかる場合があります。 外壁・屋根の工事を一緒に行うと、この足場設置代が1回分で済みお得になるため、外壁と屋根をまとめて塗装する事も考えましょう。 外壁と屋根の工事を、まとめて行うか別々に実施するか迷われている場合でも、塗装業者に一度相談し、予算やご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。 外壁塗装の費用の内訳は? 外壁塗装の費用には、塗装工事代だけではなく、足場代などもかかります。以下は、延床面積30坪(119㎡)の見積書の例です。 内容 面積(119㎡) 単価 計 足場代 ー 700円/㎡ 83,300円 高圧洗浄 ー 300円/㎡ 35,700円 養生 ー 300円/㎡ 35,700円 飛散防止ネットー 100円/㎡ 11,900円 シーリングー 700円/㎡ 83,300円 塗装代 (シリコン系)ー 3,000円/㎡ 357,000円 廃棄物処理など 70坪一式20,000円 20,000円 外壁塗装の見積書の表記は、業者によって異なるため注意 どのように塗装工事の見積もりを出すかは、業者によって異なります。 業者によっては面積や単価を詳細に出さず、「足場代 一式 ◯円」といったようにざっくりとした見積もりを提示されるケースも見られます。 外壁塗装の見積書は、一般の方には分かりにくいものです。 残念なことに「素人には分かるまい」と余計な費用を上乗せしてくる悪徳業者がいるのも現状です。(例を挙げると「塗装する必要がない窓枠の部分なども、塗装面積として計上している」などという場合があるため、注意が必要です。) なるべく、細かな内訳が分かる見積もりを出す業者を選ぶのが無難でしょう。 外壁塗装の見積書はどう見たらいい? 依頼を避けたい見積書の例 以下のように「式」「一式」「その他」などと、一括りにまとめられているケースは、多く見られます。 「何にいくらかかっているか」が、分かりにくいですね。 例えばこのような例です。 内容 工事内容数量金額 足場工事 ビケ足場 1式 260,000円 塗装工事 シリコン塗装 1式 586,500円 諸経費 120,000円 合 計 このような見積書を提示された場合は、業者に具体的な内訳を聞いてみて、納得がいくように説明してもらうとよいでしょう。 もしも詳細が分からず不安な場合は、依頼することは避けたほうがベターです。 ☆優良業者の見積書の例 以下のような見積書を出してくれる業者なら、信頼できる可能性が高いでしょう。 例えば、足場・養生の範囲や単価、塗料の種類や塗装面積などが具体的かつ明確に記載されています。 内容 工事内容 数量 単価合計 足場代 ビケ足場 230/㎡ 960 220,800 養生 メッシュシート 230/㎡ 460 105,800 高圧洗浄 水洗い 130/㎡ 250 32,500 塗装 シリコン塗装 110/㎡ 2,500 275,000 軒天(塗装) 下地処理、シリコン塗装 24/㎡ 1,500 36,000 破風(塗装)下地処理、シリコン塗装 38/㎡ 780296,400 小計 諸経費 合 計 仮に「丁寧な業者が2社あり、どちらに依頼しようか悩む」といった場合には、より分かりやすい見積書を作成してくれたほうを選ぶのも、一つの方法と言えます。 また見積書の内容で少しでも疑問点があれば、遠慮なく質問してみるとよいでしょう。 対応の仕方によって、信頼できる業者か見極めるヒントにもなるはずです。 外壁塗装の費用相場は塗料の種類でも変わる 外壁、屋根塗装の値段が大きく変わる要因の一つが、塗料のグレードです。基本的には長持ちする塗料ほど、値段・相場が高くなります。 アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の耐久年数と価格相場の差 種類 耐久年数 施工単価 アクリル塗料 3~8年 1,000~1,800円/㎡ ウレタン塗料 5〜10年 1,500~2,500円/㎡ シリコン塗料 7〜15年 1,800~3,500円/㎡ フッ素塗料 12〜20年 3,000~5,000円/㎡ なを、上記の単価は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りを行う場合の目安料金です。 外壁塗装は3回塗りが基本ですが、悪徳業者は「1回塗りあたりの単価」として上記と同じような価格を提示してくることがあり、この場合はトータル費用が高くなってしまいます。 見積書を確認する際には、内訳と総額、どちらもチェックするようにしてください。 シリコン・フッ素などの費用面は?塗料のグレードを下げれば安く済むのか? 塗料などの材料費は、外壁塗装の中で約20%を占める大きな部分です。 価格が安い塗料を選べば、それだけ塗装全体の値段も下がります。 しかし、安い塗料は同時に耐久年数も短くなります。 つまり、再び外壁塗装が必要になる期間が短くなってしまうため、結果的にコストがよりかかることにもなりかねません。 施工単価が最も安い「アクリル系塗料」の場合塗装面積119㎡(延床面積30坪を想定)とすると、1回あたりの塗装代は、119㎡×約1,500円=約178,500円。 ただし20年間で考えると、アクリル塗料による塗装は4回ほど実施することになるため、約178,500円×4回=計714,000円必要になると考えられます。最もよく使われる「シリコン系塗料」の場合塗装面積119㎡の塗装代は、119㎡×約2,500円=約297,500円。 20年間で2回の塗装で良いので、約297,500円×2回=計595,000円で済むため、アクリル塗装よりもシリコン塗装のほうが安いという結果になります。施工単価が高い「フッ素系塗料」の場合塗装面積119㎡の塗装代は、119㎡×約3,500円=約416,500円。 約12~20年は再塗装なしで過ごせるため、長い目で見るとコストパフォーマンス性が高いと言えるでしょう。 ここでは塗装にかかる塗料代・工事費のみを比較していますが、実際には上記で計算した料金の他に、足場代や人件費・シーリング代などもその都度プラスでかかります。 目の前の工事費の安さだけではなく、同じ建物にあと何年済み続けるか考慮して、耐久性が適した塗料を選ぶことも重要です。 塗料選びに悩んだら、プロの業者からの助言も参考にして決めていくとよいでしょう。 外壁塗り替え比較見積⇒ 外壁・屋根塗装の適正相場を無料診断 外壁塗装費用を相場より安く抑えるコツ&注意点 外装の塗装工事の費用を抑える方法としては、以下のようなアイデアがあります。 施工時期を梅雨・冬にすると安くなりやすい。 梅雨や冬は外壁塗装に向いていない時期のため、工事費用が安くなる傾向があります。 ただし、梅雨・冬は、雨や雪などにより作業が中断しやすく、工期が長くなってしまいやすいというデメリットもあります。 工期の延長によって追加費用を請求されることはほぼありませんが、工事期間と塗装費用のそれぞれをどの程度重視したいかも考慮した上で、塗装時期を決めるとよいでしょう。 >> 外壁塗装のベストな塗り替え時期とは? リフォーム助成金・補助金、火災保険などを活用できる事もある お住まいの地域によっては、自治体から助成金や補助金が出ることもあります。 例としては「省エネ住宅改修補助金」「住宅リフォーム資金助成」などがあります。 お住まいの市区町村によって条件が大きく異なりますので、各自治体のホームページで詳細を確認するのが確実です。 また台風や大雨などによる被害を修復するための工事であれば、火災保険が適用されるケースも見られるので、当てはまる可能性がある方は、ご自宅の保険証書をチェックしてみるとよいですね。 助成金・補助金や火災保険を使った塗装工事の経験・知識がある業者に相談の上、アドバイスしてもらうとよいでしょう。 地元密着・自社施工などの業者は安い可能性が高い 地元密着型の業者や自社施工の業者に依頼すると、大手のリフォーム会社と比べて安くなる可能性があります。 大手の会社は、下請け・孫請け業者に作業を委託・発注することがほとんどのため、紹介料などの中間マージンが発生し、割高となってしまう例が多いのです。 一方、地元密着の業者などは自社のスタッフが施工を担当することが多いので、余計な費用が発生しにくい傾向があります。 複数の塗装業者の見積もり内容を比較する 費用を抑えたい場合は、できれば地元の複数の塗装業者に見積もりを依頼し、相談・比較してみることをおすすめします。 見積書の総額はもちろんのことですが、建物の状況やご希望の工事内容によっては、補助金や火災保険に最も詳しい業者に依頼することで、トータルコストがお得になる可能性もあるでしょう。 外壁塗装は金額が安すぎても危険 ただし外壁塗装の見積もり内容は、相場より安すぎても危険な可能性があります。 業者が「格安・割引」と言っているだけで、後から追加費用を要求されるなど、最終的に相場より高い金額になってしまうパターンも残念ながら見られます。 また、価格自体は他社より安くても、手抜き工事をされてしまう場合もあります。 相場より大幅に安いということは、何らかの大切な工程が抜け落ちている可能性が高いです。 人件費や塗料などの材料費が削られてしまうと、塗装工事の質が悪くなって耐久性が落ち、すぐに再塗装しなければなりません。 このような事態を避けるためにも、相見積もりを取り、適切な費用相場を把握することが大切と言えます。 極端に費用が安い業者には、詳しい工事内容を教えてもらい、費用を安くできる理由を聞いてみるのも一つの手でしょう。 外壁塗装のお支払いについて 外壁塗装の支払いは、現金で行われることが多いですが、最近ではクレジットカードやローンに対応している業者も増えています。 塗装工事がうまくいっても、支払い時にトラブルが起きてしまうと、お互いに気分がよくないものですよね。 支払い方法についての注意点や、よくあるトラブルと対処法についても確認しておきましょう。 現金での支払い 現金払いの支払いのタイミングとしては、次の4タイプがあります。 一括後払い最も主流で、安心できる支払い方法です。 工事が完全に終わった後に支払いを行うので、業者にお金を持ち逃げされる心配がありません。2回払い施工前と施工後に、半分ずつ支払う方法です。 施主の方には「一度に100万円近くの大金を払わずに済む」というメリットが、業者側には「施工前に入金された金額を塗料などの原材料費に当てられる」というメリットがあります。3回払い施工前・施工途中・施工後の3回に分けて支払う方法です。 建物や工事規模が大きく、費用が莫大になる時に使われる方法ですが、一般的な一戸建て物件の外壁塗装で「3回払い」が採用されることは、ほとんどありません。 一戸建ての工事で3回払いを指定されるようであれば、注意したほうがよいかもしれません。一括先払い施工前に全額を支払う方法です。 たいていの業者であれば、施工前に全額を振り込ませることはないでしょう。 悪徳業者の場合「お金だけを受け取り、そのまま工事を完了せず連絡が取れなくなる」とうケースもあります。 一括先払いで契約を迫る業者には、工事を依頼しないほうが無難と考えられるでしょう。 クレジットカードでの支払い クレジットカードでの支払いに対応している業者も、多く見られます。 カード払いは決済が簡単なことに加えて、カード会社独自のポイントが付与されやすいことも大きなメリットですね。 一括払いにするか分割払いが可能かどうかなどは、塗装会社に確認してみましょう。また、カードの利用可能額や手数料なども事前に調べておくと安心です。 ローン 外壁塗装は60〜100万円近くかかるため「2回払いや3回払いでも支払うのが難しい」という方もいらっしゃるでしょう。 そのような時には、ローン対応の塗装業者を検討するとよいですね。 外壁塗装でローンを利用したい場合は、主に4つの選択肢があります。 外壁塗装の業者に相談住宅ローンの借り入れ先に相談銀行に相談他の信販会社に相談 塗装業者によっては、提携ローンを紹介してくれる場合もあるので、工事の内容とあわせて相談してみてはいかがでしょうか。 住宅ローン・リフォームローンは確定申告で減税対象になることもある 住宅ローンやリフォームローンを活用される場合には、工事にかかった費用や、住宅の床面積、年収などの諸条件が合えば、減税制度(所得税の減額措置)の対象となる可能性があります。 確定申告の際にご自身で申請する必要がありますが、実質コスト節約に繋がるため、ローンを利用される方はチェックしておくとよいでしょう。 予算や支払い方がご不安な場合にも、まずは気軽に塗装業者に聞いてみてください。施主の方のご都合にも配慮してくれる業者であれば、より安心して工事を任せられるでしょう。 こちらが、外壁屋根塗装の塗装業者紹介サイトです。⇒外壁塗装の窓口 優良店のお見積りが最大4社無料で取得することが可能です 外壁塗装でお困りなら、是非ご利用ください! 外壁塗り替え比較見積⇒【 外壁・屋根塗装の適正相場を無料診断】 まとめ ここまでの内容について、簡単に整理しておきましょう。 外壁塗装の費用相場はいくら? 一般的な30~40坪の戸建て住宅の場合、外壁塗装の費用相場は60〜100万円ほどです。 ただし、家の広さや塗料の種類、業者によって、実際にかかる費用は変わってきます。 外壁塗装の費用を安く抑える方法は? 施工時期を工夫する・助成金(補助金)や火災保険などを活用する・地元密着の業者に依頼する、などの方法があります。 見積もり金額が相場よりも大幅に安いのですが、これは問題? 見積もりが相場より安すぎる場合には、追加金額を請求される、手抜き工事をされる、といったトラブルが多々発生します。 複数社から見積もりを取り、適正価格の業者を見定めた上で塗装してもらうようにしましょう。 外壁や屋根の塗装は、費用がかかる上、ご自宅の外観の印象を左右する大切な工事。失敗は避けたいものですね。じっくりと時間をかけて複数の業者を比較し、依頼先を決めることが大事です。 値段も仕上がりも満足できる、理想の外装にリフォームを実現してください。 外壁塗装・屋根塗装・鉄部塗装をするにあたって、財産である我が家の住まいの塗り替え費用のポイントを、複数のプロの塗り替え業者さんと相談して下さい。 それから、皆様でじっくりと塗り替えについて考えてみて下さい。 塗り替えコミュニティ